ココロとカラダの取り扱い説明書 心の健康と食生活の密接な関係

心の健康と食生活の密接な関係

日々の生活の中で、理由もなく気分が沈んだり、ささいなことでイライラしてしまったりすることはありませんか。
もしかすると、それは毎日の食生活が関係しているかもしれません。
というのも、私たちの感情の揺れ動きには、食事が大きく関わっているからです。
特に注意したいのが、甘いお菓子や炭水化物だけの食事を摂った後に起こる血糖値スパイクです。
これは血糖値が急激に上がり、その後で一気に下がる現象のことで、この乱高下が神経伝達物質やホルモン、自律神経のバランスを乱し、不安や気分のムラを引き起こす引き金となります。
心が不安定に感じるときは、食事による血糖値の動きに目を向けてみても良いかもしれません。

脳が、心を安定させる物質を作るためには、質の高い栄養素が欠かせません。
幸福感をもたらすホルモンを作るには、お肉や魚、卵などに含まれるタンパク質や、それらをサポートするビタミンやミネラルが不可欠です。
これらが不足すると、脳がエネルギー切れのような状態になり、集中力が続かなくなったり、落ち込みやすくなったりするといわれています。
そのため、ジャンクフードや加工食品ばかりに偏らず、なるべく色とりどりの旬の食材を取り入れましょう。
食事は身体だけでなく、心に栄養を届ける行為でもあるからです。
どうか「食べたもので心は作られる」という言葉を胸に置いていてください。

食生活の見直しは、一気に変えようとせず、できることから少しずつ整えていくのが長続きのコツです。
たとえば、空腹時にいきなり甘いものを食べるのを控え、野菜やタンパク質から先に食べる工夫をするだけでも、血糖値の急上昇を抑えることができます。